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20. 三内丸山遺跡 掘立柱建物跡 [2016 青森]

2016年3月19日(土)~3月21日(月・祝) 青森旅行記

3月20日(日)
復元された竪穴住居を楽しんだ後、また順路どおりに進みます。

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大人の墓(土坑墓・どこうぼ)。
大人は地面に掘られた穴(土坑墓)に埋葬されました。
土坑墓は、道路の両脇に向かい合うように列状に並んでいて、
約500基も見つかっているようです。

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ガラスの下に、土坑墓が見られるはずなのだけど、雪と汚れとで
ほとんど何にも見えず・・・(^^;

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掘立柱建物。
地面に柱穴を掘り、柱を建てたもので、地面に炉や床などの跡が
見られないことから、高床建物であったと考えられているとのこと。
柱は、約35cmの倍数で配列されているようです。

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発掘調査で見つかったそのままの場所に、建物の大きさ、
柱の位置や太さも忠実に再現されているとのこと。
建物は同じ方向を向いているので、同時に建っていた可能性があると
考えられているようです。

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復元では、柱はクリ材、屋根は切妻型で茅葺き、
壁は草壁を使ったとのこと。

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床は貫という、柱をくり抜いて横材を通す技法を使って
支えられているようです。

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建物の下にもぐると、床に穴が開けられていて、
内部をのぞけるようになっていました。
特に、何もありませんでしたが・・・(^^;

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この掘立柱建物は、丸太小屋のログハウス風に復元されています。

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黒いのは、板や柱が腐り難いように、わざと焦がしてあるのだとか。

掘立柱建物跡は、ムラの中央部分でまとまって見つかっていて、
東側に大人の墓が続いていることから、墓や埋葬、祭祀儀礼に
関係する施設だったのではないかと考えられているようです。

つづく

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